第4回目の演習

第4回目の演習で説明すること

プログラムを使って計算する上での最大のメリット,それが繰り返し計算の利用である.科学技術計算において,繰り返し計算を利用しないことはまず「ない」と言っても過言ではないです.

DO文は繰り返しの命令で,以下のように書きます.


  DO 制御変数名=始値,終値,増分
		(繰り返し実行すべき部分)
  END DO


レポート課題(件名: 学籍番号 report_no4)

Xを角度(一般角)として,0度から90度まで10度刻みでSIN(X),COS(X),TAN(X),SIN2(X)+ COS2(X)を計算し,結果をディスプレイに表示するプログラムを作成し,プログラムと実行結果をTEAMSに送って下さい.

今回の課題のプログラムにおいて,結果を表示するWRITE文はつぎを使ってください.

WRITE(*,'(1X, I3, 2X, 4F10.5)')

解答

色文字はプログラムの解説です.実際のプログラムとは無関係ですし,これをプログラム中に書き込んではいけません.


PROGRAM report_no4
	IMPLICIT NONE
	REAL :: PI, R, S, C, T, P	数値計算に使う変数を実数とする
	INTEGER :: DEG			繰り返しの制御変数は整数型とする
		WRITE(*,*) 'DEGREE   SIN(X)   COS(X)   TAN(X)   SIN^2(X)+COS^2(X)'
		PI=3.141593/180.0		ラジアンに変換するための準備
		DO DEG=0,90,10		制御変数=I,始値=0,終値=90,増分=10
			R=PI*REAL(DEG)
			S=SIN(R)
			C=COS(R)
			T=TAN(R)
			P=S**2.0+C**2.0
			WRITE(*,'(1X, I3, 2X, 4F10.5)') DEG, S, C, T, P
		END DO
		STOP
END PROGRAM report_no4


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