第3回目の演習内容

• 第2回目のレポートの解説
• 変数名の付け方（p. 25）
• 多項式の計算（p. 30），プログラム例を各自タイプし，実行（reidai2-4.f）．
• 関数（p. 32）
• 角度の単位についての注意（P. 34）のプログラム例を各自タイプし，実行（sct.f）．

第3回目のレポート課題（Subject: 学籍番号　report_no3）

教科書p. 32,33のFortranにおける関数の書き方を参考にし，p .44の演習問題2.5において，a, b, t, x, ω, θを入力し，(1)〜(7)までの計算結果をディスプレイに表示するFortranプログラム（repoprt_no3.f）を作成し，そのプログラムと実行結果をメールで送ること．

一般角と弧度法について

解答

青色の字はプログラムの解説です．実際のプログラムとは無関係ですし，これをプログラム中に書き込んではいけません．

PROGRAM report_no3
	IMPLICIT NONE
	REAL :: A, B, T, X, OMEGA, DEG, THETA, ANS1, ANS2, ANS3, AND4, ANS5, ANS6, ANS7
		WRITE(*,*) 'A,B,T,X,OMEGA（角速度）, THETA（角度，単位：度）を入力して下さい．'
		READ(*,*) A,B,X,T,OMEGA,DEG
		THETA = DEG*3.141593/180.0
		ANS1=(A+B)**2.0		数値には全て小数点以下もつけること！
		ANS2=A**2.0+B**2.0	数値には全て小数点以下もつけること！
		ANS3=X**(1.0/3.0)	数値には全て小数点以下もつけること！
		ANS4=SQRT(X+1.0)	数値には全て小数点以下もつけること！
		ANS5=EXP(-A*T)*SIN(OMEGA*T)
		ANS6=1.0/SQRT(2.0*3.141593)*EXP(-X**2.0/2.0)	数値には全て小数点以下もつけること！
		ANS7=1.0+COS(THETA)**2.0	数値には全て小数点以下もつけること！
		WRITE(*,*) ANS1,ANS2,ANS3,ANS4,ANS5,ANS6,ANS7	この部分は各自工夫してください．
		STOP
END PROGRAM report_no3

注意点

• 円周率を3.14で計算している人がいました．演習時の説明の意味がわかっていたのでしょうか？1点減点しました．
• SIN(OMEGA*T)の部分をSIN(OMEGA*3.1416/180.0*T)としている人がかなりたくさんいました．1点減点しました．
• 3乗根の計算でX**(1/3)と計算させている人がいました．これも減点しています．また小数で入力している人もいましたが，これからは上記のようにしてください．
• OMEGAは角速度を入力させないと，計算の次元があいません．
• 角速度の単位は通常radianです．
• THETAは角度，単位：度を入力させてCOS(THETA*3.1416/180.0)とするか，上記の例のようにしていない場合は1点減点しました．
• (7)の計算でCOS(OMEGA)としている人が多数いました．1点減点しました．
• みなさんが計算に使う変数の型はほとんど実数です．ですから数式内に出てくる数字は全て小数点までうってプログラミングしましょう．そうすれば間違いないです．

最大の注意点

プログラムが行の上から順番に実行されることを理解していない人が多くいました．

プログラムを実行させ，結果をえる際，注意しなければならないことがあります．たとえば平方根や3乗根の計算結果を得るために1を入力してみることに意味がありますか？

プログラムを組んで，実行させることには必ず意味があります．ですから，そのプログラムが正しいものかどうかを判別するためには，正しい例で実行し，確認する必要があります．

以後，守られていない場合には減点の対象となりうるので注意すること．

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